2010年3月 9日

モバイル・ソーシャルゲーム「有料でも利用したい」は4.2%

モバイル・ソーシャルゲーム「有料でも利用したい」は4.2%

スパイアさんとCAMさんによる興味深い調査より。

<(左)ソーシャルゲームの利用シーン(上位5位)
(右)ソーシャルゲームの利用時間>
sg03.gif

最も多い利用シーンは「夜寝る前」で5割を超えている。全体にちょっとした空き時間に利用する人が多いことから、利用時間については「20分未満」と回答した人が6割近くに達している。

夜寝る前を狙ったコンテンツ開発がいい、というのはモバイルマーケティングの定石ですね。


ソーシャルゲームの今後の利用意向は、「無料であれば利用したい」が圧倒的に多く8割弱で、「有料でも利用したい」との回答は4.2%にとどまった。このように「ソーシャルゲームによる有料課金」は、一部のヘビーユーザーに支えられており、この層をいかに獲得するか、またライトユーザーをいかに取り込むかが今後の課題となりそうだ。

ソーシャルアプリ市場でも、ライトユーザの獲得(アウトバウンドプロモーション)とヘビーユーザへの醸成(インバウンドプロモーション:CRM)といった、古典的なマーケティングが不可欠な時代が訪れそうですね。

さて、以下、余談です。


ソーシャルアプリ市場は、製品ライフサイクルモデルで考えると、導入期を過ぎて成長期へと差し掛かってきている気がします。


導入期ではクチコミやパブリシティだけでも自発的な成長ができました。

しかし、成長期では競争が激化するため、さらなる成長を遂げ市場シェアを高めるためには積極的な投資が欠かせません。

近い将来、プラットフォーム運営者(SNS各社)やSAPによる積極的なマーケティングが必要なフェーズが来ると感じます。

そのフェーズが到来する時期の仮説としては、個人的な肌感覚でしかありませんが、GREEのオープンアプリプラットフォームが出揃い、市場の輪郭がはっきりした後、mixiやモバゲーなどの課金・広告市場のインフラが整備されるであろう夏〜秋頃だと踏んでいます。


SAP各社は、VC投資が入った瞬間に企業成長が不可欠となり、これまでに費やしてきた開発コストの資金回収をしはじめなければなりません。


2011年くらいから、さて会員も増えてきたことだからそろそろマネタイズしますかー、よっこらせーと悠長に取り組んでいられるようなゆとりあるSAPさんは、超上位の数社くらいでしょう。


よって、2010年度内には、プラットフォーム運営者(SNS各社)やSAPによる積極的なマーケティングフェーズが到来すると想定しています。



ソーシャルアプリのマネタイズモデルを大きく分類すると、課金ビジネスと広告ビジネスの2分野があります。

※無料(広告ありor広告なし)+有料従量課金というハイブリッドモデルもあります(むしろこれが王道ですが)。




課金ビジネスを成長させるために考えられる投資としては、有料会員数を増やすためのプロモーションが王道です。

最初は各プラットフォームが用意する広告枠への出稿が広がっていくと思います。

しかし、それだけでは足りなくなります。

そこで、次にプラットフォーム外への広告も広がっていくでしょう。

ケータイの公式サイトも、最初はキャリアの広告からはじめ、徐々に勝手サイトへとプロモーションの軸をシフトしていきました。

そこでも取り尽くしてしまったら、最後にはTVCMなどマスメディアまで発展する。

そんなイメージですね。




広告ビジネスを成長させるためには、PVをひたすら増やし、広告枠を増やすのが王道です。

課金スタイルや枠の位置によって、プラットフォーム各社が用意した自社アドネットワークと、第三者のネットワークの両方が共存することになると思います。

プラットフォーム各社の自社アドネットワークは、まだおぼろげな輪郭しかありませんので、方向性が読みきれませんが、GREEのリワード、モバゲーのPocketAffiliateによるリワードなどが広がる気がします。

それ以外は、第三者のネットワークになる気がします。

アフィリエイト課金ならばASP各社による一般アフィリエイトやリワード、CPC課金ならば各社のクリックアドネットワークが、アプリ市場成長の機会を掴めと、熾烈な戦いが繰り広げそうな予感です。


散文、駄文、長くなりました。

投稿者 creative : 11:58

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